一年の中でも、9月は、冠婚葬祭が多い時期の一つに数えられます。
出席や参列する側の服装について「平服でお越しください」と言われることがあります。
皆さんは、「平服」とはどの様な装いか知っていますか?
「平服」とは、「普段着」のことではなく、一般的に「略礼装」のことです。
「略礼装」とは、わかりやすく言うと、「堅苦しくなく、かしこまった場で着用しても恥ずかしくない服装」のことです。
具体的な装いについての一例をご紹介しましょう。
【結婚式・披露宴】
女性:
ワンピースやセットアップ(ベージュやネイビー、淡いパステルカラーなど)
肌色のストッキング着用(素足はNG)、ヒールのあるパンプス
男性:
ダークスーツ(黒やグレー、ネイビーなど※茶系はNG)
白無地シャツ、白やシルバーなどのネクタイ、黒や茶の紐付きの革靴
【葬儀】
女性:
ワンピースやスーツ、アンサンブル(黒や紺、グレーなど※無地が基本だが、無地に近い柄でOK)
黒のパンプスが基本(暗い色の靴であれば紺やグレーの靴でもOK)
男性:
ダークスーツ(黒やグレー、ネイビーなど)
白無地シャツ(ボタンダウンはNG)、黒のネクタイ、黒の革靴
この様に、完全なフォーマルな装いでなくても良い服装なので、ご自身が持っているワードローブで代用できることも多いので、参考にしてみてくださいね。
「平服でお越しください」というのは、招待する側の「そこまでかしこまらず、緊張せず気軽な気持ちでお越しください」という気遣いです。
招待者の方や一緒に出席や参列する方たちに“不快感を与えないように、注意することは忘れないでくださいね。